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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専攻共通
対象課程 科目名 単位数 科目コード 開講時期 授業科目区分
博士前期課程(修士課程)
プロフェッショナルとしての倫理と行動設計A(前学期春)
Professional Ethics in Engineering A
1 4701-01 2026年度
前学期
関係科目
担当教員名
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.技術者倫理 2.科学者倫理 3.責任ある研究活動 4.行動設計 5.価値共有 いわゆる「研究倫理」に関わる基礎知識を得る。科学技術の専門職として重視すべき価値( 公衆の安全・健康・福利など)について、優れた意思決定と行動の具体的事例を通して学ぶ 。また、責任ある設計/研究/プロジェクト活動について考察し、科学者の行動規範などを 批判的に検討して、自らが所属する研究室の研究倫理プログラムを提案するすることにより 、倫理問題に関する感性と問題分析・解決能力の向上を図る。
授業の概要および学習上の助言
科学技術の専門職として重視すべき価値(公衆の安全・健康・福利、地球環境の持続性、知的財産の保護など)を、具体的な 事例(成功事例および失敗事例を含む)を通して学ぶ。さらに、優れた意思決定が、もたらすものについて検討、考察する。 また、科学技術が人間社会や地球環境に与える影響について、特に、自らの専門領域を中心に、調査・検討する。加えて、各 研究室における設計/研究/プロジェクト活動における倫理的問題(研究倫理を含む)について考察し、行動規範を継続的に 検討して研究倫理プログラムを提案することによって、実践的に倫理に関する感性と、問題分析・解決能力の向上を図る。
教科書および参考書・リザーブドブック
金沢工業大学・科学技術応用倫理研究所編,『本質から考え行動する科学技術者倫理』,白桃書房,2017. 日本学術振興会「科学の健全な発展のために」編集委員会編,『科学の健全な発展のために ―誠実な科学者の心得―』,丸 善出版,2015.
履修に必要な予備知識や技能
学部3年次必修科目「科学技術者倫理」の内容、特に、セブン・ステップ・ガイドについて再確認しておくこと。自らの専門 に最も関係の深い学協会の倫理綱領・倫理規定などを調査し、精読しておくこと。所属する研究室の研究内容などについて整 理しておくこと。
学生が達成すべき行動目標
No.
科学技術者が研究・開発・実践において重視すべき価値について説明できる。
科学技術における「責任ある研究活動」、「疑わしい研究活動」、「不正行為」などを具体例を挙げながら説明できる。
「責任ある研究活動」に関わる基本的な概念(データの扱い方、利害相反、オーサーシップなど)について説明できる。
組織の倫理プログラムが持つべき要素を理解し、所属する研究室の研究倫理プログラムを提案できる。
科学技術に関連する倫理問題を認識し、セブン・ステップ・ガイドなどを使って、解決策を提案できる。
自らが倫理的判断能力と行動設計能力を高めるための指針について明確に説明できる。
達成度評価
評価方法 試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 20 0 40 10 0 0 30 100
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 研究者が研究倫理を学ぶ標準的な教材となっているAPRIN e-learning教材の指定された部分を受講し、所 定の日時までに修了させることによって試験に代替する。
クイズ
小テスト
レポート 所属研究室の研究倫理を考案するために、主課題として「中間報告」およびそれを改良した「改訂版」を 個人およびグループで作成する。課題の内容等については初回の講義で資料を配布し説明する。中間報告 および改訂版はe-シラバス上から提出し、まずグループ内で相互評価した後、いくつかを全員で討議して より良いものを作成する。中間報告および改訂版は評価の対象とする。
成果発表
(口頭・実技)
「中間報告」および「改訂版」を全員で討議する際、プレゼンテーションおよび質疑応答等の貢献度を評 価する。
作品
ポートフォリオ
その他 初回の講義で「受講生アンケート」を実施する。その後視聴覚教材ないしは研究不正事件の報告書を用い て「東大論文捏造事件レスポンスシート」および「大阪府立大論文捏造事件レスポンスシート」をまず個 人で作成し、次いでグループおよび全員で討議する。アンケートおよび二つのレスポンスシートは提出し 、理解度を評価する。さらに他者の「中間報告」および「改訂版」を相互評価することによって自分の報 告に不足している要素を考える。相互評価表は評価の対象とする。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
①科学技術者として重視すべき価値を理解するだけでなく、今 後必要となる価値を提案できる。 ② 独自の調査に基づき科学 技術の研究における責任ある研究活動などを背景を含めて分析 できる。③ 科学技術者が特別の責任を持つ理由を理解し、他 者に対して説得力を持って解説できる。④ 優れた倫理プログ ラムが持つべき要素を理解し、所属する研究室に適した実戦可 能でかつ有効な研究倫理プログラムを提案できる。 ⑤ 科学技 術に関連する倫理問題に独創的で優れた解決策を提案できる。 ⑥ 自らが倫理的判断能力と行動設計能力の必要性を深く理解 し、これらの能力を高める指針を自ら定め、継続的に自己開発 できる。 ① 科学技術者として重視すべき価値を、日本学術会議の「科 学者の行動規範」などを参考に明確に説明できる。 ② 科学技 術における「責任ある研究活動」、「疑わしい研究活動」、「 不正行為」などを具体例を挙げながら説明できる。 ③ 科学技 術者が特別の責任を持つ理由を、具体例を挙げながら説明でき る。 ④ 組織の倫理プログラムが持つべき要素を理解し、所属 する研究室の研究倫理プログラムを提案できる。 ⑤ 科学技術 に関連する倫理問題を認識し、セブン・ステップ・ガイドなど を使って、解決策を提案できる。 ⑥ 自らが倫理的判断能力と 行動設計能力を高めるための指針について明確に説明できる。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 1)科目の概要説明(学習内容、課題、評価方法、AP RIN e-Learningの内容・学習方法など) 2)今なぜ科学技術者の倫理が問われているのか 3)日本における研究不正問題<事例1>「東大論文 捏造事件」に関する解説とビデオ視聴 4)<事例1>に関するグループ討議および全体討議 ・PCを用いた講義 ・ビデオ教材視聴 ・グループ討議 ・予習:学習支援計画書を確認す る ・復習:受講生アンケートに回答 する ・復習:レスポンスシートを補足 し、問題点や疑問点を確認する ・課題:中間報告の作成に取りか かる 30 60 30 60
2 1)<事例1>「東大論文捏造事件」に関するグルー プ討議および全体討議(続) 2)研究不正が起こる構造的背景についての講義 ・PCを用いた講義 ・グループ討議 ・全体討議 ・予習:学習支援計画書および配 布資料を確認する ・復習:レスポンスシート完成さ せ、次回の講義開始時に提出でき るようにする ・課題:中間報告作成を続ける ・課題:APRIN e-Learning受講を 開始する 30 60 60
3 1)「責任ある研究活動」、「疑わしい研究活動」、 「(特定)研究不正」などに関する解説 2)日本学術会議「科学者の行動規範」および「科学 者の行動規範の自律的実現を目指して」解説 ・PCを用いた講義 ・グループ討議 ・全体討議 ・予習:学習支援計画書および配 布資料を確認する ・復習:講義内容を確認する ・課題:中間報告を作成する ・課題:APRIN e-Learningを受講 する 30 30 90 30
4 1)研究倫理プログラムに関する解説(倫理プログラ ムの概要、構成要素、「価値共有型プログラム」倫理 綱領、PDCAサイクルなど) 2)「志向倫理」と「予防倫理」 ・PCを用いた講義 ・グループ討議 ・全体討議 ・予習:学習支援計画書および配 布資料を確認する ・復習:講義内容を確認する ・課題:中間報告を完成させる ・課題:APRIN e-Learning受講を 完了させる。 30 30 60 60
5 1)中間報告の提出 ※指定日の所定時刻までに指示 された方法で提出 2)APRIN e-Learningを修了させる 3)課題(中間報告)の発表および講評 ・PCを用いた講義 ・グループ討議(中間報告の グループ内発表、相互評価) ・全体討議(発表と相互評価 、自己点検) ・予習:学習支援計画書および配 布資料を確認する ・復習:講義内容を確認する ・他の中間報告を参考に、改訂版 の作成に着手する 30 30 120
6 1)課題(中間報告)の発表および講評(続) 2)<事例2>大学院生による研究不正問題に関する グループ討議および全体討議 ・PCを用いた講義 ・グループ討議 ・全体討議 ・予習:学習支援計画書および配 布資料を確認する ・復習:講義内容を確認する ・復習:レスポンスシートを完成 させる ・課題:他の中間報告を参考に、 改訂版改訂版を完成させる 30 30 30 90
7 1)課題(改訂版)の提出 ※指定日の所定時刻まで に指示された方法で提出 2)「責任ある研究活動」推進に関する国内外の状況 に関する解説 3)課題(改訂版)の発表および講評 4)講義全体のまとめ・質疑応答 ・PCを用いた講義 ・グループ討議(改訂版のグ ループ内発表、相互評価) ・全体討議(発表と相互評価 、自己点検) ・予習:学習支援計画書および配 布資料を確認する ・復習:講義内容を確認する ・課題:他の改訂版を参考に、必 要に応じて再改訂版を作成する( 任意) 30 30 120